文子のひとりごと
                            


12
月になると・・・・・やはり、一番最初に浮かぶのが、クリスマスですね〜

日本人の大半が仏教徒のはずなのに?街中にも家庭にもクリスマスの飾りがあふれて、

敬虔なキリスト教徒の方からすると苦々しい面もあるのではないでしょうか?

今、NHKで放映中の「八重の桜」は主人公八重の夫、新島襄がキリスト教の宣教師として登場します。
このドラマを見ていると宗教が異国で根付くことの大変さを知ると同時に真に信仰の道に入ったひとの心の強さを教えられます。
八重の兄、山本覚馬も信者ではなかったようですが、その時代の人としては深くキリスト教を理解していたようです。

                    こんな逸話があるそうです。

覚馬と会った襄は、すでに彼がキリスト教の教えを知っていたことに驚きます。覚馬は京都で開催された博覧会で、「天道遡源 てんどうそげん」を贈られ、その内容を知るに至り大いに感銘を受けます。「天道遡源 てんどうそげん」は、漢文で書かれたキリスト教の入門書ともいうべき書物です。覚馬は襄に「自分が抱えていた多くの問題が、この書を読んで氷解したのです」と語ります。「自分は国家に尽くす人物になりたいと常に思っていたが、法律では目的を達成することができなかった。人の心を変えるには宗教の教え、倫理観が必要だ」と襄に言ったのです。覚馬は会津を滅ぼした薩長に対する私怨を捨て、国家に尽くす人物になることを望みます。しかし、法律や学問だけではわだかまりや邪念を払拭することができず苦しんでいたのです。「天道遡源」を知ったことで、人の心を変えるには宗教の教えや倫理観、導きが必要であることを悟ったのです。

12月1日放映の「グッバイ、また会わん」では襄が亡くなり八重との別れのシーンが描かれていました。
 

 死に逝く夫に八重は「私と結婚してくれてありがとなっし、戦で傷ついた心を癒してくれて、人を恨むことを忘れさせてくれて、私を愛で満たしてくれてありがとなっし・・・」と語りかけます。そして襄は「グッバイ、また会いましょう〜」という言葉を残して息をひきとりました。
ドラマ上の言葉とはいえ、信仰の深さゆえにお互いがこんなふうに言えたのか・・・と思いました。

流れ来るクリスマスソングに浮かれてばかりではいけないなぁ〜  
                   そんな気のする12月のはじまりです。

                                                          
                                      トップページへ              バックナンバーへ